故意落球とは
野球における「故意落球」(こいらっきゅう)とは、フライまたはライナーの打球を故意に落とすプレーを言います。これは野球のルールにおいて反則とされます。
故意落球の状況・条件
状況:無死または一死でフォース状態の走者がいるとき
(走者一塁、一・二塁、一・三塁または満塁)
条件:内野にフェアのフライまたはライナーが飛んで、「このフライまたはライナーを容易に捕球できる」と審判が判断した打球に対して、実際に野手がグラブや身体に触れて落球した場合。
なぜ故意落球が反則なのか
・故意にボールを落すことで、走者の進塁を妨げられるため
・内野手が故意にボールを落とすことでダブルプレーの機会が生まれるため
主に走者の進塁の機会を故意的に失わせるために行われたと審判に判断された場合、故意落球を宣告されます。実際にこのような状況で故意落球が宣告された場合、審判は走者を投球時の占有塁に戻し、 打者をフライアウトとして試合を続行します。このような故意落球を防ぐためにインフィールドフライのルールがあります。